製造工程

世の中の流れ・変化に伴うお客様のニーズを的確に製品に反映させるため、営業・企画設計から品質管理に至るまで一貫したマネジメントを可能にし、設備の規模、重要性などを考慮し満足して頂ける企画をご提案いたします。また情報化に伴う配電制御システムのネットワーク化に対しても、お客様の要望に沿ってベストなご提案を提供いたします。

【CADシステム】 設計から各部門（購買・製缶・配電・検査他）に情報を的確かつスピーディーに提供することで、各部門が正確な情報を共有することができ、よりよい「ものづくり」の根幹となっています。

計画的な機械設備の導入により、設備のネットワーク化を進め作業工程の短縮・効率化を図っています。また設備機械はNC制御を有しており、CAD-CAMからの一連のデータ運用により多品種・少ロットの製品作りを実施し平準化を図っています。

鋼板で作られた製品の耐久性を高めるためには、塗装は重要な工程です。私達は製品の使用環境を配慮して適切な塗装を行い、お客様が要望される色・艶・厚みを実現します。用途に応じた樹脂の提案も行い性能を高めています。パウダ状の高分子樹脂を用いる粉体静電塗装は環境にやさしく、溶剤塗装に比べて塗膜の均一化がはかれ美しい仕上がりになります。

【乾燥炉】 大型製品の焼き付けが出来る乾燥炉です。炉内温度は※PID制御によって均一に管理されており、製品の焼きむらがなく塗膜品質は常に安定しています。

※PID制御：入カ値の制御を出力値と目標値との偏差、積分、微分の3要素によって行う方法で、過去の実績や技術者の経験則の蓄積により調整を行いやすい制御方式。

配線組立作業は、自動化が難しく人の技術・技能が製品の良否に大きくかかわってくる部門です。

配電の各基本作業は、圧着作業・締めつけ作業等を旨としています。納入仕様書に基づきお客様のニーズに合致した配線作業を行なうと同時に、「出来栄え」についても満足できる製品を提供できるよう心がけています。

CADデータの情報をもとに、自動配線測長システム（線加工）及び銅帯加工等の規格化・標準化を図り、より安全で、均ーした「ものづくり」に取り組んでいます。

営業企画・設計から各製造工程において、全プロセスを保証し完成品検査で検証評価を行っています。IS09001の認証を取得し徹底した品質管理により、お客様から高い信頼を頂いております。厳しく検証評価された製品のみを提供し、信頼性の確保に努めています。

【試験設備装置】 当社の大きな特色のひとつが、徹底した試験による品質検査です。高低圧試験・耐電圧試験・直流試験・系統連系用継電器試験・シーケンサー入出力試験など、最新の試験設備と測定器により各種試験を行います。また各試験設備は毎年校正されていますので、常に信頼できるデータを提供しています。